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PostgreSQL — 堅牢さと拡張性で評価される本格派RDBMS

PostgreSQL アイキャッチ
PostgreSQL

PostgreSQLは1986年にカリフォルニア大学バークレー校で始まったPOSTGRESプロジェクトを起源に持つ、オープンソースのリレーショナルデータベース管理システムです。「Postgres-95」を経て1996年に現在の名前になり、以降30年近く活発に開発が続いています。標準SQL準拠の高さ、拡張機能の豊富さ、そして堅牢なトランザクション処理で支持を集める「本格派」のRDBMSです。

目次

この記事の目次

  1. PostgreSQLの強み
  2. MVCCと同時実行制御
  3. PostgreSQLが特に向く用途
  4. PostgreSQLとMySQLの選び分け
  5. まとめ

PostgreSQLの強み

PostgreSQLの強み

PostgreSQLの第一の特徴は標準SQLへの忠実さで、ウィンドウ関数・CTE(WITH句)・JSON型・配列型・列挙型など、標準やそれ以上の機能をいち早く正確に取り込んできた歴史があります。

もうひとつの強みが拡張機能(Extension)。地理情報を扱うPostGIS、全文検索、暗号化、外部DB連携など、「データベースの中で完結したい」要望にCREATE EXTENSION一発で応えられるエコシステムが整っています。

MVCCと同時実行制御

MVCCと同時実行制御

PostgreSQLはMVCC(Multi-Version Concurrency Control)と呼ばれる仕組みで同時実行を制御します。「読み取りは書き込みをブロックせず、書き込みも読み取りをブロックしない」という性質を持ち、高並列なアプリでもデッドロックや待ち時間を抑えやすい設計です。

副作用として、更新が多いテーブルでは古い版の領域が肥大化するためVACUUMによる清掃が必要です。近年のバージョンでは自動VACUUMがほぼ問題なく動きますが、超大量更新が走るシステムでは適切なチューニングと監視が引き続き求められます。

PostgreSQLが特に向く用途

PostgreSQLが特に向く用途

PostgreSQLは整合性が最優先される業務、複雑な分析や半構造化データを扱う場面、そして地理情報処理(地図サービスなど)で特に強さを発揮します。PostGIS拡張は商用GIS製品に匹敵する機能を提供しており、公共系・物流系のシステムで広く採用されています。

JSON型・配列型・列挙型などのデータ型が充実しているため、「とりあえずJSONでまとめて入れておきたい」という現代的なニーズにも応えやすい構造です。RDBとNoSQLの中間を狙う案件にもよく合います。

PostgreSQLとMySQLの選び分け

PostgreSQLとMySQLの選び分け

PostgreSQLとMySQLはどちらも完成度の高いRDBMSで、極端な性能差はもうありません。選ぶ基準は「どんなクエリを書きたいか」「社内にどちらのノウハウが多いか」「採用するフレームワークの相性」あたりに落ち着きます。

近年は新規プロジェクトでPostgreSQLを選ぶ企業が増えており、Heroku・Supabase・Neon・RenderなどモダンなクラウドサービスのデフォルトもほぼPostgreSQLです。迷ったらPostgreSQLから始めて、運用上の理由が明確になってからMySQL寄りに調整する手もあります。

まとめ

PostgreSQLは派手さはないものの、データの整合性・機能の豊富さ・拡張性で長く付き合えるRDBMSとして高い評価を得ています。新規プロジェクトのデータベースを選ぶ際の有力な第一候補として、MySQLと並んで真っ先に検討する価値があります。

※本記事はIT用語辞典の手書きドラフトです。公開前に最新情報・出典を確認のうえ加筆修正してください。

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