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Braintreeとは|PayPal傘下の開発者向け決済プラットフォーム

Braintree アイキャッチ
Braintree

Braintree(ブレインツリー)は2007年に米国シカゴで創業された決済サービスプロバイダで、UberやAirbnb、GitHubなど多くのスタートアップに採用され、開発者フレンドリーなPSPとして知られていました。2013年にPayPalに約8億ドルで買収され、現在はPayPalグループのなかでカード決済中心のSDK・APIを提供する位置づけにあります。Drop-in UIやマルチ通貨対応、PayPalウォレット連携など、グローバルECやマーケットプレイスを志向する事業者にとって有力な選択肢です。

目次

この記事の目次

  1. BraintreeとPayPalの関係性
  2. 開発者体験と主要機能
  3. 想定される導入ユースケース
  4. 他PSPとの比較で見るBraintreeの立ち位置
  5. まとめ

BraintreeとPayPalの関係性

BraintreeとPayPalの関係性

BraintreeはPayPal傘下にありながら、ブランドとプロダクトラインを独立して維持しています。PayPalがウォレット中心のサービスであるのに対し、Braintreeはクレジットカードを含む幅広い決済手段をAPIで統合し、加盟店のサイトやアプリ内で完結する決済体験を提供することに重きを置いています。両者のSDKを併用することで、PayPalウォレット支払いとカード決済を同じ決済画面に並べることが可能です。

この役割分担により、加盟店は「PayPalウォレットを使いたい顧客層」と「クレジットカード派の顧客層」の双方を、ひとつの管理画面と一本の契約でカバーできます。PayPalへの送客とブランド連携を維持しつつ、加盟店独自のチェックアウトUXを構築できるため、ブランド体験を重視するECやSaaSにとって好都合な構成といえます。

開発者体験と主要機能

開発者体験と主要機能

Braintreeの強みは、開発スピードを優先するための「Drop-in UI」と、デザインの自由度を確保する「Hosted Fields」を選択できる柔軟性にあります。Drop-in UIを使えば、わずか数十行のコードでカード・PayPal・ApplePay・GooglePayを含むモダンな決済UIをサイトに導入できます。一方で、自社ブランドのデザインを優先したい場合はHosted Fieldsを使い、フォーム要素をiframe経由で安全に取り扱うことができます。

顧客のカード情報はBraintree Vaultに保管され、トークンを用いた再課金が可能なため、サブスクリプションや定期課金との相性が良好です。3Dセキュア(EMV 3DS)、機械学習ベースの不正検知、Webhook通知、複数通貨対応、マーケットプレイス向けの売上分配などの機能も揃っており、Stripeに匹敵するレベルの開発者体験を提供しています。

想定される導入ユースケース

想定される導入ユースケース

Braintreeはグローバル展開を見据えるECやSaaS、マーケットプレイス型のサービスでよく採用されます。米ドル・ユーロ・英ポンドを含む130以上の通貨での決済受付に対応し、加盟店所在国によっては多通貨入金やローカル決済手段の追加も可能です。サブスクリプション課金にはBilling機能、マーケットプレイスにはMarketplace機能が用意され、用途に応じた拡張がしやすい構造になっています。

サンドボックス環境が無料で提供されており、開発者は本番審査前にDrop-in UIや3Dセキュアのフローを十分にテストできます。日本国内のサポートはPayPal Japanを通じて受けられるものの、最先端の機能アップデートや英語ドキュメントへのキャッチアップが必要になる場面もあるため、英語に抵抗のない開発チームに向いています。

他PSPとの比較で見るBraintreeの立ち位置

他PSPとの比較で見るBraintreeの立ち位置

BraintreeはStripeと並び称される「開発者向けPSP」の双璧であり、特にPayPalウォレット利用者を多く抱える越境ECや、グローバルマーケットプレイスで強みを発揮します。Drop-in UIによる素早い実装と、PayPalブランドの信頼を取り込めるメリットは、海外顧客比率の高い事業にとって魅力的です。

一方で、Stripeは決済以外のプロダクト群(Billing、Tax、Identity、Capitalなど)の広がりで一歩先を行く印象があり、最新機能のキャッチアップ速度も速い傾向にあります。国内市場特化のPSPと比べると、コンビニ決済や銀行振込などローカル決済手段の対応は弱めです。導入時は「PayPalをどの程度活用したいか」「複数通貨が必要か」「国内決済手段の比重はどうか」を整理し、適切なPSPを選定するとよいでしょう。

まとめ

BraintreeはPayPal傘下でありながら独自の開発者体験を維持するPSPで、PayPalウォレットとカード決済を一体で扱える点が最大の特徴です。グローバル展開や多通貨対応、マーケットプレイスの需要があるサービスにとっては有力な選択肢で、Stripeなどの競合と並列で比較検討するのが現代的な進め方になります。

※本記事はIT用語辞典の手書きドラフトです。公開前に最新情報・出典を確認のうえ加筆修正してください。

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