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PropelAuthとは何かを学ぶB2B認証入門

PropelAuth アイキャッチ
PropelAuth

PropelAuthは、2022年に米国で創業された比較的新しい認証サービスで、特にB2B SaaS向けの機能を充実させていることが特徴です。組織やテナント、ロール、招待、SSO連携といった、企業向けプロダクトに不可欠な機能を、SDKと管理画面の両面でわかりやすく提供します。サインアップから組織作成、メンバー招待までの一連のフローが標準で組み込まれており、開発者は最小限の実装でエンタープライズ対応のSaaSを構築できる設計となっています。

目次

この記事の目次

  1. PropelAuthが提供するB2B機能
  2. PropelAuthの利用フロー
  3. PropelAuthとClerk/WorkOSの違い
  4. PropelAuth導入時の判断ポイント
  5. まとめ

PropelAuthが提供するB2B機能

PropelAuthが提供するB2B機能

PropelAuthが他の認証サービスと比べて分かりやすく強みを持つのが、組織機能の充実です。ユーザーは一人で複数の組織に所属でき、それぞれの組織内で異なるロールを持つことができます。組織ごとにロール定義をカスタマイズしたり、リソースのアクセス制御をロールベースで実装したりすることが、追加の作り込みなしで可能になります。これはB2B SaaSにありがちな、複数会社の社員が同じプロダクトを使う場面で大きな効果を発揮します。

招待機能も、PropelAuthの中で重要なピースの一つです。組織管理者がメールアドレスを入力するだけで招待が送信され、招待リンクから新規メンバーが組織に加入できます。SSO対応もB2B向けに作られており、SAML 2.0で顧客企業のIdPと接続し、その組織のメンバーは自社のIDでログインできるようになります。これらが一体のサービスとして提供されることで、エンタープライズ要件にもスムーズに対応できます。

PropelAuthの利用フロー

PropelAuthの利用フロー

PropelAuthを導入するときの基本的な流れを見ていきます。まずPropelAuthのコンソールでプロジェクトを作成し、サインアップに必要な属性、ログイン方式、ホスト名などの基本設定を済ませます。次に、自社のWebアプリケーションにフロントエンドSDKとバックエンドSDKを導入し、サインインボタンや組織選択UI、メンバー管理画面を組み込みます。各SDKは主要言語に対応しており、APIキーとプロジェクトIDを設定するだけで動き始めます。

次の段階では、組織モデルとロールを設計します。SaaSのドメインに合わせて、たとえばオーナー、管理者、メンバー、閲覧者といったロールを定義し、それぞれに紐づく権限をコード上で参照しながらアクセス制御を実装します。準備が整ったら本番環境に切り替え、独自ドメインの設定、SSO接続のテスト、有償プランへの切り替えなどを行います。展開後はPropelAuthの管理画面から利用状況をモニタリングし、必要に応じてポリシーを調整していきます。

PropelAuthとClerk/WorkOSの違い

PropelAuthとClerk/WorkOSの違い

PropelAuthは、似た領域に立つClerkやWorkOSと比較されることが多いサービスです。Clerkがフロントエンド体験を中心に据えているのに対し、PropelAuthはB2B SaaSが必要とする組織管理と認証を、最初からひとまとめにして提供しています。Clerkでも組織機能はありますが、PropelAuthのほうが組織を中心に据えた設計が強く、複雑なロール構造を持つB2B SaaSに向いていると言えます。

WorkOSとの比較では、WorkOSが既存IdPとの連携基盤に特化しているのに対し、PropelAuthはユーザーの認証そのものまで含めて引き受ける設計です。すでに自前の認証を持っており、エンタープライズSSOの追加だけが必要ならWorkOSが向いていますし、これから認証ごと整えたいB2B SaaSであればPropelAuthが選択肢に挙がります。どちらが優れているというより、解きたい課題と自社プロダクトの段階によって選び方が変わります。

PropelAuth導入時の判断ポイント

PropelAuth導入時の判断ポイント

PropelAuthを採用するかどうかを判断するうえで、まず確認したいのは、自社プロダクトがB2Bに寄っているかどうかです。B2C寄りで個人ユーザーが中心であれば、PropelAuthの組織機能の価値はそれほど大きくならず、ClerkやFirebase Authで十分な場合もあります。逆に複数会社の社員が同じプロダクトを使う構造であれば、PropelAuthの強みが大きく発揮されます。

次に、組織モデルとロール設計がどの程度の複雑さになるかを見極めます。シンプルなオーナーとメンバーだけで十分なのか、あるいは多階層のロール、組織横断のチーム、外部ゲスト招待など複雑な構造が必要なのかを整理します。SSO対応をいつ始める必要があるか、想定するMAUがプランの段階にどう収まるかも確認すべきポイントです。これらを総合して判断することで、PropelAuthが最適な選択肢となるかを見定められます。

まとめ

PropelAuthは、B2B SaaSが必要とする組織、ロール、招待、SSOといった機能をひとつのまとまりとして提供する、新しい世代の認証サービスです。最初からエンタープライズ対応を視野に入れた設計を採用しているため、これからB2Bプロダクトを育てていきたい開発チームにとって、心強い選択肢の一つとなります。

※本記事はIT用語辞典の手書きドラフトです。公開前に最新情報・出典を確認のうえ加筆修正してください。

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