
Ubuntuは2004年、南アフリカ出身の起業家マーク・シャトルワース率いるCanonical社が公開したDebianベースのLinuxディストリビューションです。「Linux for human beings(人類のためのLinux)」をスローガンに、デスクトップ用途でも使いやすい完成度を目指し、Linux普及の最大の立役者と言える存在になりました。現在はサーバ用途でも世界トップシェアを争うほどの定番になっています。
この記事の目次
- Ubuntuのリリース体系
- Ubuntuの主なバリアント
- クラウド時代のUbuntu
- Ubuntuと他Linuxの比較
- まとめ
Ubuntuのリリース体系

Ubuntuは半年ごと(4月と10月)にバージョンアップする「規則正しいリリースサイクル」を確立しました。「YY.MM」形式のバージョン番号(例: 24.04)も、Ubuntu発祥のスタイルです。
2年ごとの偶数年4月版はLTS(Long Term Support、長期サポート)として5年間のセキュリティ更新が提供されます。本番運用ではLTSを選ぶのが鉄則で、Ubuntu Pro契約をすればさらに5年延長して合計10年サポートも可能。「枯れたLinuxサーバを長く動かす」用途にうってつけです。
Ubuntuの主なバリアント

Ubuntuは用途別に多数のバリアントがあります。GUI標準のUbuntu Desktop、サーバ用途のUbuntu Server、KDE / XFCE / MATE / LXQt等を採用した派生版、セキュリティ重視のCore等。
派生先まで含めると最も多様なディストリビューションファミリーの一つで、「PCのスペック・好みの環境に合わせて選べる」のがUbuntuの大きな強みです。
クラウド時代のUbuntu

AWS EC2、Google Compute Engine、Azureなどのデフォルト的Linuxとしてもよく選ばれ、クラウドユーザにとっても馴染み深い存在です。「ubuntu」というユーザ名でSSHすると入れる、というのはほぼAWS常識。
Dockerのベースイメージとしても定番。WindowsのWSL2でもUbuntu公式が用意されており、Microsoftストアからインストール可能。クラウド・コンテナ・PC内Linux環境のすべてでUbuntuが選ばれやすい構図ができています。
Ubuntuと他Linuxの比較

Ubuntuの強みは「日本語含む情報量の多さ」と「新しめのパッケージが入る安定版」のバランスです。初めてLinuxを触る人に推奨されるディストリビューションの筆頭で、トラブルシューティング情報も検索しやすい。
より堅牢にしたいならDebian、商用RHEL系のRocky Linux / AlmaLinux、軽量にしたいなら Alpine、ローリングリリースの最新主義なら Arch / Manjaro、というように使い分けの選択肢は豊富です。「迷ったらUbuntu LTS」が定石として広く受け入れられています。
まとめ
UbuntuはLinuxを世界に広めた立役者として、デスクトップ・サーバ・クラウド・WSLの全ての領域で第一線に立ち続けています。「初めてのLinux」「迷ったらこれ」のデフォルト選択として、今後も多くの開発者・ユーザに選ばれ続けるでしょう。
※本記事はIT用語辞典の手書きドラフトです。公開前に最新情報・出典を確認のうえ加筆修正してください。

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